FINE MAGAZINE 服に関わる人たちがより豊かになれるファインマガジン

アパレル企業にとって重要な在庫管理、どうすれば適正化できる?

2019.11.26

在庫管理はなぜ必要なのか?

在庫管理が重要なのは、在庫は企業の利益を決める大切な要素だからです。その裏付けとして、企業の利益は以下の式で求められます。

売上総利益(粗利)=売上-売上原価
売上原価 = 期首在庫棚卸高 + 当期在庫仕入高 - 期末在庫棚卸高

つまり、在庫管理が適正化されるかどうかは、企業の存続を左右するのです。

しかし、在庫管理をなおざりにしてしまう企業は少なくないです。「最重要なのは売上」「安いときにたくさん買おう」「いつかは売れる」……そんな考えに囚われているのかもしれません。

もちろん、その考えすべてが間違いではありません。とはいえ長期的な視点で見ると、在庫管理は企業の経営に必要不可欠なものです。

アパレルの在庫管理が難しい理由

特にアパレル業界は、在庫管理が困難だといわれます。その理由として、おもに以下の3つが挙げられます。

商品のライフサイクルの速さ

アパレル商品はトレンドや季節感が重要なので、短期間での販売が求められます。そのため、過剰に仕入れてしまうと在庫として停滞し、商品価値を失ってしまいます。「アパレルの在庫は生もの」とはよく言われる言葉です。

アイテム数量が膨らみ、管理が複雑化

お客様のニーズの多様化から、最近は商品の種類が増えています。さらにサイズや色も考慮すると、商品アイテム数は膨大になります。また、先程述べたように商品のライフサイクルが短いことも、商品アイテム数を増やす要因となっています。

アパレル業界の商慣習

アパレル業界にある返品制度やアウトレット制度を使えば、余剰在庫を無難に処理できます。便利な制度である一方、「最終的にはどうにかなる」という店側の余裕が生まれ、在庫管理システムの改善が進みづらくなっています。

(ITトレンド「業界別!在庫管理の方法~アパレル編~」より)

適切な在庫管理方法

在庫管理を適切におこなうための方法をいくつか紹介します。

在庫の数・場所を見える化する

在庫の数だけではなく、どこにどの在庫があるのかも明確に把握しておく必要があります。知らないうちに在庫が蓄積されていく商品に後々気づく、ということは十分に起こり得ます。

定期的に棚のレイアウトを考える

特に春夏物から秋冬物へと変化していくシーズンでは、取り扱う商品アイテムが大幅に変更されます。たとえばシーズンごとに棚の位置を見直すことで、在庫が乱雑な状態になることを避けられます。

在庫状況をスタッフで共有する

スタッフ間で各商品アイテムの在庫の数や場所を把握していれば、機会損失などを防げます。たとえば、ストック作業などをスタッフ全員でおこなったり、朝礼時に最低限売れ筋の在庫数を共有したりすると良いかもしれません。

コンピュータを活用した在庫管理システムを利用する

ライフサイクルの短い大量の在庫を人手で管理すると、作業量が膨大になります。また、勘や経験に頼った管理では、ノウハウを継承できません。コンピュータを利用して在庫管理すれば、誰でも情報の入力作業や閲覧ができるうえに、作業の効率化も図れます。

(ITトレンド「業界別!在庫管理の方法~アパレル編~」より)
(クラウドERP実践ポータル・ブログ「アパレル業界の在庫管理が難しい4つの理由と改善案」より)

売りきれなかった場合は、在庫を買取へ

どうしても在庫を売りきれなかった場合は、買取に出すのも一つの手段です。FINEでは、アパレル在庫の買取をおこなっています。

FINEは法人買取に特化しており、専門性に富んでいます。そのため、お客さまの多様なニーズに合わせて、すばやく柔軟な対応が可能です。また、買取後の流通法はアウトレット販売とRename(リネーム)の2つを提案できます。Renameは法人様が特に心配されるブランド価値毀損を防ぐことが可能です。

▼FINE買取について詳しくはこちら
https://c-fine.jp/lp/

▼Renameについて詳しくはこちら
https://c-fine.jp/rename/

リネームやアウトレットでの再販に興味をお持ちの方、
お見積りやご質問などございましたら、お気軽にご相談くださいませ。

お問い合わせCONTACT

リネームやアウトレットでの再販に興味をお持ちの方、
お見積りやご質問などございましたら、お気軽にご相談くださいませ。