ご依頼の背景

在庫を廃棄せず、有効活用できる仕組みを作りたかった

お取引先様はメーカーやブランド様が多いですが、今回は物流会社様からのご相談でした。全国展開する大手小売チェーンの物流業務を請け負っている物流会社です。

取り扱う在庫量が膨大なため、どうしても余剰在庫が発生してしまいます。残った在庫を販売し続けるのは非効率で、翌年の商品入荷にも備える必要がある。そのため、在庫の廃棄処分依頼は毎年ありました。

業務効率を考えると廃棄処分で在庫をゼロにするのは効率的な面がある一方、現在はサーキュラーエコノミーが求められる世の中。さらに廃棄処分はブランドや企業価値の毀損につながる可能性もあります。

物流会社として何か解決に貢献できないかと考えていました。在庫買取による一括処分によって解決もできそうですが、取扱商品は誰もが知っている小売チェーンのプライベートブランドです。ブランド毀損を理由にそのまま再販することが困難でした。

そんなときにFINEのブランド毀損しない在庫再販のしくみ「Rename(リネーム)」を知り、今回のお問い合わせに至ります。

ただ、荷主(在庫の持ち主)は物流会社様の取引先である小売チェーン様です。そのため物流会社様が取引先にRenameの説明や説得をしていただきました。最終的に「Renameなら」ということで今回のお取引に至りました。

ちょうど荷主である小売チェーン様でも在庫の廃棄処分についての課題をお持ちでした。FINEの過去の実績や、ただタグを外すだけではなく、点数管理や返却も徹底して行っているという点を評価していただき、信頼につながりました。

現在進行中のお取引ですが、「これで廃棄処分をなくすことができる。今後も継続してお願いしたい」と、次シーズンのお話も進行中です。